つぐみという女の子が家出をした件について

http://blog.livedoor.jp/haneda2/

帰宅時の娘は、心配していた私たちが拍子抜けするほどけろりとした表情でしたが、今回の件でどれだけ沢山の人にご迷惑とご心配をかけたかを話して聞かせると、だんだんに自分のしたことの意味が分かってきたようで、泣きながらごめんなさい、二度としません、と謝りました。
彼女が真の意味でそれを理解し、心から反省するには、まだまだ沢山の時間がかかると思います。
家出をした動機等についても判然としない部分が多々あります。これから家族全員で時間を掛けて話し合い、分かり合っていきたいと思います。

せんだって、僕もリンク貼ってましたが家出をした女の子を捜すブログですが女の子は見つかったようです。まあそれは余所のブログで見て知ってたんですけど、なんかまた最近よく言及されるURLの所に名前が出てきたので見てきました。

…でまあ、思ったことは、親として心配する気持ちは分かるけど、この感覚はちょっと子供とはズレ過ぎてるんじゃないだろうかということ。直接のやり取りを見た分けではないんだけど、ブログの文章見る限りでは、家出の原因となるような心のズレは余計でかくなっていってるだけではないかと心配になる。親としては自分の方に理があると思って、この家出にはこういう意味があって周りにこういう影響を与えたんだとか話しているんだと思うけど、こういう時には、絶対的な理などどちらにも無いのであって、それを分かった上で対等の関係で話をしない限りは、子供の気持ちが納得いくことはないと思う。つまり根拠なく自分が正しいと思ってる人は、ちょっと人としてコミュニケーションとりにくいということと似たような状況が親子関係にも出てきてしまうということだけど、普通の人同士の関係と違って親子の場合はそもそも一緒の家で生活していてそのうちに子供に意識が出てくるとか、無理なら仲違いすればいいのかと言うと、それでいいわけでもないという感もあるので違う所もあるにはあるんだけど。
話を丁寧にやろうとしたら流れが悪くなったので段落をかえますが、要は自分に理があると思うなということ。別に自分が間違ってるとまで思う必要はないけ別に「正しい意味」なんてないままに毎日生きて行動してるってことを認めたうえで、全ての人と応対しようよということ。それで、今回の件で言えば、正直僕は「普通に変態に誘拐されて殺されたんじゃないの」と思ってたりしたけど、親だって絶対に死んでるかもって心配してたハズで、それが生きてて良かったってなったのが最初の感想だと思われるので、その生きてて良かったということだけ正直に伝えておけばいいと思う。
とはいえ、親のフォローもしておくと「家出」というのは常に子供にとって陳腐なロマンに彩られた「夢」ではあるんだけど、そんなガキの「夢」レベルで家出されてたんじゃたまんないから、ふざけんなクソガキと言わざるを得ないという気持ちは分からないでもない。ただ、今思えば、僕も家出ぐらいしておけば良かったと思うし、ガキのレベルで言えば家出をしたやつの方がエライヤツだと思うんだけど、まあ大人になった今から言えるのは、家出をしたからといって立派なヤツになれるわけでもないし、家出なんてしてもしなくてもどっちでもいいんだろう。