ハウルの動く城

吉祥寺の初日オールナイトで見てきました。客席は2/3程度の埋まり具合だったでしょうか。初日オールナイトというのはそんなに混まないし、1300円と安かったしいいことづくめ。他の映画の時も利用しようと思いました。問題は一人匂いのきつい人がいたこと。僕はそこそこ離れた所にいたのにプ〜ンと匂ってきたので、近い所の人達はさぞや大変だったことと思われます。

作品の内容については流石に詳しくは書きませんが、全体のテイストとしては『千と千尋の神隠し』に近い感じでした。『千と千尋』は爽やかな恋愛が見終わった後に、心地よい清涼感をもたらしてくれて結構好きでしたが、『ハウル』はそこまでいってないかなと思いました。

今回はヒロインがおばあちゃんだったというのがキーポイントだったと思いますが、良い意味で予想外におばあちゃんは可愛かったです。むしろ最初と最後の若い時の方があんまり可愛いとは思わなかった。

全体的には各魔法使い同士の関係が問題だったりしますが、宮崎アニメにしては珍しくストーリーがよく分からなかった。最後に戦争も終わってめでたしめでたしとなるんですが、なんでそれで戦争が終わるの?と「?」マーク続出でした。宮崎駿はどちらかというと『ナウシカ』や『もののけ姫』で戦争といっても勧善懲悪ではない、どちら側の立場にもそれなりの理があるということ認め、戦争終結は簡単なものではないというスタンスの人だと思うので、結構不思議でした。まあ原作がどうなってるのか知らないんですけど。