1/23マリア観音「日本絶滅動物記(其の四)」→公式サイト

マリア観音が木幡東介氏によるソロプロジェクトになってから初めて見に行きました。会場のSilverElephantは横長でとても見やすい作りになってました。客が以前の2倍くらい入ってました。チラシを見ると行川和彦とかに紹介されてるらしい。客が入るのはいいことだ。公演は前半45分、休憩15分、後半50分、アンコールという構成。前半はSEとギターと唄、それからSEとドラム、後半は四つの銅鑼を踊り叩き、それからシンバル、そしてさいごに弾き語りを4曲ぐらい。

まず驚いたのは木幡東介氏の出で立ち。アフロヘアーに、ヒゲ&サングラスとソウルブラザーのようなスタイル。(以前は坊主に特効服という男気溢れるスタイルだった) それだけでも驚いていたのに、後半になるとピンクの衣装を着てベビーパウダーを体中に振りまいた木幡氏が舞台で暴れ回るという、常識からはかなり遠い世界が繰り広げられていた。

全体的には、一人芝居のようなLIVEでした。照明に凄い凝ってたし、スモーク炊いたりしてました。チラシ見ると、照明とか衣装とかの担当がクレジットされてるし。カメラも四台で撮ってました。あとなんかデジカメで勝手にとっても良かったっぽいです。僕は携帯のしかないので撮りませんでしたが。

全体の感想としては、やはり一人ではきついか、というのと、一人でも流石だというのと、二つの気持ちになりました。以前のバンド形式の時に木幡氏が一人でやる時間があって、今回のLIVEはその延長線上であることは間違いないですが、それなりに楽しかった。さすが木幡氏、一人でもマリア観音だと思わせる瞬間が幾多もありました。一人でもこれだけのパワーがあるのかというその能力は凄いモノでしたが、その一方でやっぱりバンド的なアンサンブル等は当然なく、寂しいなあという気もやはり感じました。まあ、今後も毎回という程ではないですが、たまに見に行きたいと思います。

Live終わって、外へ出ようとすると出口の所で木幡氏にピンクのポストカードを手渡しで頂きました。全員に配るつもりのようでした。元々とても丁重な方でしたが、更に拍車がかかったようです。帰りに電車の中で、会場はいる時にもらった得体の知れない進行表と名付けられた紙を見直すと、描かれた恐ろしげな絵の数々はLiveの内容をまさしく絵で表現してあり、なんとも怖い気分になりました。それからピンクのポストカードを見ると、ロック画報18号に書かれた宇波さんによるディスクレビューがメインに載っていました。

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