妖怪大戦争

日曜日にレイトショーで『妖怪大戦争』みてきました。初代妖怪大戦争の方は、seinen、マジロ、サスケ等がわが家へ泊まった時に見た一本というなかなか思い出深い一作。さて角川映画として水木しげる京極夏彦を引っ張り出して作られた今回の出来は如何に、という話です。

まあ率直な感想を言いますと微妙。つまらなくもないけど、おもしろいという程でもない。敵が今回のは機械っぽい奴なんですけど、それは怖さを出すには効果的だったとは思いますけど、味方側の妖怪はユーモラス気味なのに、バランスが合わず、迫力あるアクションなのか、楽しい映画なのかどっちつかずな感じなったと思います。初代の方は妖怪の愉快な様子がかなりのウェイトを占めていたのに較べると、今回のはそこまで主人公以外の妖怪にはウェイトが置かれてないんですけど、でも多少はユーモラスなとこ見せたがったりしていてやっぱりまとまってなかったと言えます。

三池崇志というと、どんなタイプの映画でもそれなりにポイントを絞ってかっちりした映画に仕上げてくるみたいなイメージを持ってたんですけど、今回のは微妙という感じ。まあ原作の荒俣宏はともかく、プロデュースチーム「怪」とかいって、水木しげる荒俣宏京極夏彦宮部みゆきの名前が並んでたりするので、脚本とか書くの難しかったのかなという気がしますが。

あと思ったのは、川姫役の高橋真唯が可愛かった。さらに神木隆之介君がもの凄く可愛かった・・・なんか、昔安達裕美をREXで売ったみたいに、神木君を売る映画だったのかなあという感も強いです。なんか次回作を匂わせて終わるし。