2006ドイツW杯ジーコジャパンの感想

というわけでとっくに終わりましたが、日本代表のW杯の感想です。もちろん今更な分けですが、現時点で思ってること書いておかないととか自分の中で思うので書くのです。ちなみにW杯の選評についてはネットに上がってるものを少し読んだだけで本とかは特にチェックしてませんので悪しからず。結果としては1-3、0-0、1-4と周知の通り惨敗だったわけで、なんかジーコ日本には何もなかったというような悲観的な考え方が多い気がしますが、僕としては、もちろん強いとは思わないけど意外と戦えたという気もしてます。要は、僕はトルシエみたいなシステマチックな方が好きだし脳内はトルシエの方が良かったと結論づいてるんですが、客観的に考える冷静な部分ではジーコジャパントルシエジャパンが戦っても勝敗は五分五分だなと思ってるってことです。今回は二敗一分けだったわけですけど、W杯の結果の差は運の範囲内の差に収まってるかなあ、と。まあ確実に失敗だと言えるのは、大会へ向かう最後の一手が甘かったこと、公開練習とか言って余裕こいてたこと、そして対戦相手用の戦い方をしなかったこと、最後の代表の選び方がチームとしてまとまってなかったこと、などなので、最後の選び方でもっときっちり選んで((今回は中盤の底誰でもいいじゃんてみんな思ったでしょうけど、ちゃんと個性の違う人選びましょうということ))、対戦相手用にきっちり試合すれば今回のチームでももう少し勝つ可能性上がったんじゃないかなと思うわけです。

あとは、アジア大会優勝とかはあるけど、対戦相手に恵まれたし、この四年間では実践不足だったと思う。つまり、日本代表の布陣見れば、誰もが思うサントスの所狙うっていうのを、W杯まで執拗にやってくるチームが無かったってこと。オーストラリアの場合はマーク、クロアチアの場合は攻めてくるって形で違う形ではあったけど狙われたってことに関しては一緒って考えていいとおもいます。日本の場合、サントスの所が一番攻めるときにボールもてて、一番安定した形が作れるので、そこを封じられるのはきつかったですね。トルシエの時は、オリンピックの経験とかがでかいと思う。まあこれはトルシエの時の、若い奴使うっていうチーム作りが珍しい例なので今後にいかせることじゃないけど。

DFラインについてはマークが完全にずれてる時間帯が多すぎたし、全体的にもそこまで統率が取れてなかったと思う。今大会はカンナバーロが良かったけど、カンナバーロだってどこにボールが入ったら自分の担当だってのがしっかり役割分担されてたから、ああいうディフェンスできるわけで、日本は身体能力で劣ってるんだから、そういう相手の先手取るようなDFはしっかりやっていかないと駄目だろうと。まあこういうのは選手の話し合いだけで対処できればいいけど、実際はやっぱり監督が対処する場合の方が多いみたいなのでジーコの責任と言えるかなと思います。

総括していくと、DFラインも出来が悪く攻めもシュートが少ないって分かっていながら全然シュートまでいけないとどんどん、駄目駄目な方向に成ります。みんな同じようなもんでしょうけど。が、そこで気になるのが世間の中には本気で前回以上の結果が余裕で出ると思ってる層がいるのかもしれないと言うこと。まあ興味ない人ってのはそんなもんかもしれないけど。前回もそこまで強くなかったですよwオシムが日本は弱いということを認識するところから始めようと言ったのは、流石ですね。オシムがどういうチーム作るのかって言うことに関しては、まあ普通のチーム作だと思いますよ。走る走るっていってますけど、走るのは基本だし。ジェフの場合だとポジションチェンジが激しいことと走るのがうまく組合わさってますけど、代表の場合ポジションチェンジ激しくするところまでいかないかなという気はしてますけど。