青の6号

先日アニメのプロであるところのk3nmaさんに教えてもらった、(まあ知り合いの肥●が勤めてるって情報だけど)GONZOのアニメを早速借りて見ました。タイトルに聞き覚えは無かったんですけど、ビデオ屋では普通に見てましたね。1巻30分(4巻だけアニメ40分+インタビュー10分)で全四巻。二時間強と普通の映画に近い時間ですが一本ずつが濃密なので、通しで見るとかなりの満腹感がありました。

感想はというと、大変面白かったです。詳しくははてなのリンク辿って欲しいと思いますが、舞台は近未来、マッドサイエンティスト?の作った海洋生物との戦争により人類は滅亡の危機に瀕しているというもの。青の6号と呼ばれる潜水艦に乗る人間の物語です。迫力あるアクションシーンとしっかしりした世界観がとても楽しめました。世界観からはある種の哲学のようなものがあるのかな、と思いましたが、監督のインタビューによると完全にエンターテイメントを目指して、その面白さを深化させるための要素としての青臭ささえ感じるような哲学を持ってきたという感じらしい。確かにある種の青臭い哲学と破滅的な物語というのは、うまく組み合わさるととても楽しい。もちろん、変なはまり方するとウザイだけだけど。

そんなわけで大変面白かったアニメだけど1巻のOVAとしての発売が1998年というのが恐れ入る。今から6年も前にこんなの作ってたのかという感じ。初めの方と後の方ではCGの感覚が違うんだけど、後の方が普通にアニメとうまくMixされていて良かったと思う。こういうの見るとCG作りたくなるんだけど、どうしても時間がかかるんだよな。CGって。家に籠もりっきりになって作ってレンダリングしてって今ならできないことも無かったりするわけだが、まあ諦める範囲のことですな。

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