NANA

日曜日にNANA見てきました。九月は誕生月なので千円だと思っていったら、吉祥寺の所は誕生月割引無いといわれ、1800円取られてむかつきました。ちなみにセカチューよりスタートがいいとか言って話題になってたみたいですが、結構すいてました。まあそんなに多くの館でかかるわけではないですし、まあ予想通り程度なんでしょう。
肝心の映画の感想ですが、意外と面白かったです。意外とというのは、正直、人気のある原作の映画化ということでダメ映画になってないかと心配してましたからです。まあやっぱり所々、レンの首の鍵の話とか原作知らない人には、映画の中だけでは中途半端にしか分からないんじゃないのかとか、そういうところもありましたけど、それなりに楽しめました。
特に中島美嘉が良かったです。映画の中でキレるシーンていうと、思い入れだけが先走って見れたもんじゃないのも多いですが、中島美嘉がエライのが撮るのがうまかったのかはわかりませんが、見てて一瞬びびるぐらいに見事に恐いシーンが撮れてました。女のキレる所というのは、人生の中でもまたあまりない妙味ですからね。いい怖さというのはよいもんです。
ちなみに僕は原作にはまったので見に行きました。原作はカリスマロッカーとかすぐデビューしちゃう人達とか、スキンヘッドの弁護士見習いとか、頭悪い女の妄想に出てきそうな設定ばかりでしょーもないんですがおもしろいのです。起こる出来事は偶然すぎるマンガっぽいのばっかりですが、分岐点で登場人物達がとる行動は人生低い方低い方へと流れていってしまいながらも、努力したりもするような切実さに溢れています。いや、読んでるといろいろと痛くなったり、悲しくなったりいろんなことを思うのですよ。まあボロが出るようなことは書かないのですが、俺もいろいろと思うことはあるのです。