木更津キャッツアイ ワールドシリーズ

木更津キャッツアイ最終作見てきました。ネタバレがありますので、楽しみにしてる人は読まないでください。率直な感想としてはおもしろかった。前回の映画、日本シリーズが、ドラマのおふざけ感をあっぷさせようとして空回りしてしまった反省をふまえて、ドラマとは完全に違う手法・テンポで映画として一つ一つの展開を楽しめるように丁寧に作られていた・・・まあ、実際の所なに考えて作ったのかは知らないけど、そんなこと思いました。
ただ、最後の方がちっとよくわかんなくって、はてなマークが出ながら見終わった。簡単に言うと、主人公ぶっさんが死んでいたのが蘇るって話なんだけど、キャッツの仲間達は最後の方でぶっさん生き返ってきてくれたの嬉しいけど、もう帰ってくれってなこというんだけど、言うかぁそんなこと!?って疑問符が出た。僕は特殊な性格をしてないし、僕以外の違うタイプの性格もいくつかは思い浮かぶけど、そういうこと言うパターンって全然思い浮かばなかったので・・・内心「帰ってくれないかなあ」って思うとかならいくらでもあると思うけど。今まで既存の話だと、なんらかの事情でその死んだ人がこの世にいてはいけないってことになって、するとその死んだ人自ら、うんわかったあの世に戻りますって感じでお涙頂戴になるんだと思うけど(木更津キャッツもぶっさんが自分からいなくなるお涙頂戴は踏襲してます)、ちょっと変な線を狙いすぎたような気が。単純なお涙頂戴はいけないというような倫理感があったのかもしれないけど、よく分からない。そもそもこの映画自体がスポンサーとか上の方の意向でちゃんとお涙頂戴ものやるべきだとかっって決まったんじゃないのかと勘ぐりたい気もするし。
まあ、全体としては普通におもしろかった。見てる人が楽しめるようにと丁寧に作られていて良かった。ドラマ本編が好きだった人とか別に見なくてもいい気もするけど。おまけみたいなもん?