村上春樹を読んでます。

なんか映画の感想ばっかりになってるので。最近は村上春樹を読んでます。僕が今までに読んでたのは『1973年のピンボール』『風の歌を聴け』『スプートニクの恋人』『TVピープル』といった所で、別に好きではなく、メジャーな人だから一応読んだという感じでした。

それがこの度、『ねじまき鳥クロニクル』『羊をめぐる冒険』『ノルウェイの森』『ダンス・ダンス・ダンス』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』を読みました。あとは『海辺のカフカ』『アフターダーク』等が残ってます。短編集まで全部読むかどうかは微妙。まあそれはともかく、今回読んだら確かにおもしろかった。凄い時代的なものとの連関の中でいろいろ考えてますけど。70年代っていう中途半端な時代との関係ってことですね。あとは、その時代から今に至るまで春樹的なものがずっと受けてきたっていうのはどういうことかとかそういうこと。確かに一歩引くと確かに女の子の描写とかフェミニズムのかけらも無いなあとか思いますけど。男の身勝手さ&妄想100%という意味。あと、周りに迷惑かけてばっかりの自己完結性とか。

あと、はてなダイアリークラブ黒歴史::その他」で知ったんですけど春樹って芥川賞とってないんですね。知らなかった。
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%b9%f5%ce%f2%bb%cb%3a%3a%a4%bd%a4%ce%c2%be?kid=74543
でもよく見れば『風の歌を聴け』『1973年のピンボール』までは、この文章と物語構成力では芥川賞あげられないと思うのも仕方ないし、『羊をめぐる冒険』の頃にはもう芥川賞という感じではない(というか芥川賞の候補作って中編なのか)からまあしょうがないのかって納得できるけど。ちなみに村上春樹の詳しい作品歴ははてなキーワードリンクを参照してます。はてなキーワードリンクはこういう時にはとても便利だ。

ちなみに読んだ中では『羊をめぐる冒険』『ねじまき鳥クロニクル』が特におもしろかったです。個別に感想書く気もあったけど、それよりかまとめて評論書きたくなった。そんなこんなで、映画の感想ばっかり増えていくのですな。新人賞とか新作とかそういうのになれば本の感想も増えるのだろうけど。